セックスを楽しめないのは深層心理の【自己嫌悪】と【罪悪感】のため!? SEX心理学

ぶっちゃけていきましょう。
皆さんはセックスを心から楽しんでいますか～？

セックスに関してのお悩みを抱えている方、実は多かったりします。
だって、なかなかデリケートな問題ですから、パートナーとじっくりセックスに対して話し合うのも難しいですもん……。

セックスに関しての会話（コミュニケーション）を難しくしている原因の一つに、「恥かしさ」があります。

こんなこと言ったらどう思われるだろう？
嫌われないだろうか？
変態だと思われないだろうか？

このような思いがでてくるのは、セックスの心理に『自己嫌悪』と『罪悪感』の心理が深く関わっているからなんですって！

気持ちの良いセックスを拒む『自己嫌悪』

セックスと自己嫌悪には、とても深い繋がりがあります。

分かりやすいところでは、おっぱいが大きい・小さい、形が良い・悪い、ペニスが太い・細い、早い・遅い、などなど……。
セックスでは、自分自身のコンプレックスが顕著に出てきやすくなります。

私たちは、思春期の頃に、性的に身体が変化し始めます。
胸が膨らみ始めたり、今迄なかったところに毛が生えてきたり。

そうすると、どうしても意識が胸や性器のあたりに向かいはじめます。
そして、おっぱいや性器の大きさなど、性的なことがものすごく気になってくるんです。

そしてこの頃、私たちに“自分自身に不完全さを感じたり”、“変身に失敗してしまった”という概念ができます。
自分に不完全さを感じるので、中学生・高校生くらいの頃には、完璧なものを求める傾向がでてきて、完璧主義者のマインドが発達します。

皆さんには経験はありませんか？
中学校、高校生の頃にアイドルに憧れたり。
クラスの一部の美男美女だけがモテていたり。
これは、完璧なものにあこがれるマインドが、そうさせてしまうんですね。

この不完全さや、変身に失敗してしまったという概念は、心の深いところに潜ってしまう為になかなか感じられないことが多いようです。

意識はしていないのですが、心のどこかで「自分は不完全だ！失敗しちゃった！」というのを感じている。
そうすると、好きな人に近づいた時に、自分自身に嫌な感じがしてしまいます。

例えば、もしも心のどこかで「自分は不完全で、醜い、美しくない、汚いんだ」と感じていたとしたら、あなたは好きな人に近づきたいでしょうか？
好きな人にすべてをさらけ出したいですか？
好きな人とのセックスは、楽しいものになるでしょうか？

答えはNOですよね。
なにか嫌な感じや違和感が出てきてしまいます。

この感覚が、セックスに関しての問題を作ってしまうことが多いようです！
（セックスレス、セックスの不満を相手に話せない、セックスでイケない、嫌な感じがする、セックスに不安を感じる、楽しめない、愛を感じられない、etc。）

なので、『自己嫌悪を癒していくこと』、『自分の美しさを再発見すること』がセックスに関しての問題を解決に向けていくんです。

良い子でいたい…その罪悪感がセックスに背中を向ける

自己嫌悪とならび、罪悪感もセックスと深い繋がりがあります。
意識上には出てきにくいのですが、心の深いところに罪悪感が隠れていることが多く、この罪悪感がセックスに関しての問題を作り出すんです。

例えば、男性だったら早くイってしまうという問題を作り出すそうな。
心理的に見ると“今から悪いことします、なるべく迷惑かけないように早く終わります”という心理になるので、早くイってしまうようです。

大人の行う行為として、パートナーとのセックスはお互いを愛し合う行為。
とても素晴らしい行為ですよね。
素晴らしい行為なのに、なぜ罪悪感を心のどこかで感じているのでしょうか？

それは、お父さんやお母さんにとって“良い子でいたい”と思っていた幼い頃の感覚が、心の深いところにあるからなんだとか。

男性の方は、ベッドの下や本棚にＨな本を隠しているのをお母さんに見つけられて、嫌な思いをした経験はありませんか？
女性の方は、小さい頃にお父さんとお風呂に入るのは平気だったのに、思春期になるとと急に嫌になった覚えはありませんか？

これは「性的に成長した自分自身を両親に見られるのが嫌」という心理からきています。
私たちは、性的なことを両親に見られることに嫌悪してしまうんです。

逆に、両親のセックスを想像するのは子供心に嫌なものですよね。
両親を性的な目で見ることに関しても嫌悪があるんですよね。

ちょっと想像してみましょう。
セックス初体験を終えた日、家に帰ってからどんなふうに家族と接しますか？

「お母さん、俺は大人になったぞー！」
「お父さん、今日の私、いつもと違くない？」
そんな風に、堂々と家族と接することが出来ますか？

多くの人は、できるだけ静かに、なるべく家族と会わないように、ひっそりと帰宅しますよね。
悪いことをした訳ではないのに、なにか悪いことをしてきた感じがしたり、ばれてはいけない感じがありますよね。

子供には、お父さん・お母さんにとって良い子でありたいという心理が有ります。
それに対し、性的なことに関心を持っていることは、なぜだか悪いことなんだという心理に陥りやすいんですよね。

これが、セックスに関して罪悪感を感じる素になっているようです。

セックスが悪いことだと心のどこかで感じていると、無意識的に自分の中の性的なもの（自分の性的な魅力や、性的な欲求など）を押さえ込んでしまいます。
こうして、セックスに対してのブロックを作り出し、問題を生じさせるのです。

『罪悪感を癒していくこと』、『セックスに関しての美しさを感じること』、セックスに対しての良いイメージを持つことが問題を解決させていきますよ。

いかがでしたか？

セックスの問題は、相手にあるのではなくてあなた自身にあるのかも……。
是非、この機会にあなた自身の「セックス観」について、じっくりと向き合ってみて下さいね！

（Photo：Luxt Design)

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