無防備なオーラルセックスで性感染症の危険性！フェラチオで咽喉に移る!?

皆さんはセックスする際に「オーラルセックス」を行っていますか？

「オーラルセックス」とは、「口腔性交（口内性交）」のこと。
文字のごとく、歯や唇や舌などの口腔を駆使して行う性行為全般のことですね。

女性が男性器に対して行うフェラチオや、逆に男性が女性器に対して行うクンニリングスが「オーラルセックス」にあたります。

オーラルセックスは最近ではとてもポピュラー。
セックスの際の前戯や後戯にも行われていたりしますね。

10代後半から30代までの性交経験者である男女に行ったある調査では、約7割がオーラルセックスを過去に行ったことがあると回答しているようです。

さて、そんなオーラルセックスですが、気をつけないとヤバイんです！
オーラルセックスを行うことで感染症にかかる心配があることを皆さんはご存知ですか？

今回は、『本当は気をつけないと怖い！オーラルセックスでの感染症』についてお話したいと思います。

無防備なオーラルセックスは止めて！性感染症の危険性

オーラルセックスってぶっちゃけとっても気持ちがいいですよね。
「俺、フェラチオ大好き！」という男性意見もよく聞きます。

女性が月のモノ（生理）でセックスが出来ない際、男性の溜まったものをお口を使って性を吐き出すお手伝いをしてあげる～というのもよく聞く話です。

男性のペニスを女性の膣に挿入する際、様々な性病に感染する恐れがあるということは皆さんご存知だと思います。

淋菌やクラミジア、HIVなどの様々な性病がこの世には存在しますね。
なので、“コンドームを装着しよう！一夜限りの行きずりセックスには注意しよう！”と皆さん自身も注意されているかと思います。

さて、フェラチオやクンニリングスでも……これらの性病に感染する危険性があるんですよ。
本当にビックリなのですが、淋菌やクラミジアは口内にも感染します！

オーラルセックスで感染する主な病原体は、淋菌、クラミジア、ヘルペス、梅毒トレポネーマなど。
これらが口から入りこみ、咽頭に感染します。

そして、感染しても自覚症状が乏しいことから、気がつかないまま性行為を行い、感染の蔓延につながる可能性があるんだそうです……。

実際に、性器淋菌感染症者の１０～３０％、性器クラミジア感染症者の10～20％の咽頭からそれぞれの性病菌が検出されいるんだそうな。

正しい知識と予防策で気持ちのいいオーラルセックスを

こ、怖いですね……。
今まで何も考えていなかったオーラルセックスが急にハードルが高いもののように感じられてきました。

では、オーラルセックスで性病に感染しないようにするためにはどうしたらいいのか？

それは、やはりコンドームを着用するということ。
男性用コンドームをペニスに装着させたり、女性の性器にラップ等をあてることで感染のリスクを低くすることができるそうです。

しかし、ヘルペス感染症のように皮膚と皮膚の接触でも感染するものについては、コンドームやラップ等で防ぎきれない場合もあるみたい。

なので、性器や口腔周囲に異変を感じる時は、オーラルセックスを含めた性行為を差し控え、早期に医療機関を受診することが望まれます。

もし、オーラルセックスによる性感染症の心配があった場合は早目に医療機関を受診しましょう。

性感染症は一般的に男性では泌尿器科又は皮膚科、女性では産婦人科で診察されています。

また、口腔内の性感染症に関しては耳鼻咽喉科で診察している場合もあるそうです。
予め電話してから受診することをお勧めしますよ。

ちなみに、キスだけでも性感染症がうつるのか……心配にもなりますよね。

仮にパートナーが口腔内に淋菌やクラミジアを有していても、通常のキス程度であれば感染が成立するほどではない模様！
キスする程度ならば感染リスクは低いんですね。

ただし、ヘルペス感染症のように皮膚と皮膚の接触でも伝播するものについては、キスする際に皮膚が接触することで感染する可能性があります。
口内に異常がある際は、キスも控えたほうがいいのかも……。

自分の身体も恋人の身体も大切に。
何か身体に異変を感じたら、すぐに医療機関に相談するようにしましょうね。

詳しくは『厚生労働省』のHPにも記載されていますから、そちらもご覧下さい。
⇒厚生労働省、オーラルセックス（口腔性交）による性感染症に関するＱ＆Ａ

皆さん、健康って財産ですよ！
身体のことを大切に、気持ちのいいセックスライフを過ごしましょうね！

（Photo：Luis.Vieira)

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